17日目ストーリー

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  • シード ペロペロペロ〜!
  • イーデン うぅっ!シード、やめてよ! なんで起こすの?
  • シード クゥン〜
  • イーデン お腹すいた?それとも…ん? 何だかうるさいね?
  • スマート いい加減にしてよ! 我慢するにも限度があるのよ!
  • ソフィア 我慢してたのはこっちよ! はじめからずっとね! でも、それもこれでおしまいだわ!
  • イーデン うわああ……ソフィアとスマートさんがケンカしてる!二人とも! 少し離れてください! こんな朝からどうしたんですか?
  • スマート この女が、私を見たとたん突っかかってきたのよ!
  • ソフィア 気付かなかったとでも思ってるの? あなたのポケットに入ってるのは、確かにあのとき見た発信機よ!
  • イーデン 発振器?
  • ソフィア そうです、イーデン! こいつらが本性を表したんです! ここの位置を知らせようと、発信機を修理したんです!
  • イーデン スマートさん、本当なんですか?
  • スマート ジョイのために修理したのよ! この前みたいに遠くに行ったら、また私が見つけられる保 証はないから!
  • ソフィア ぬけぬけと減らず口を…! ジョイを持ち出さないで!
  • スマート ソフィア、目を覚ましなさい! ここを略奪者に教える気だったら、あんたに見られながら 修理するはずないでしょ!
  • イーデン とりあえず落ち着きましょう。ジョイがおどろいて起きてしまいますよ。スマートさん。本当に発信機を修理したんですか?
  • スマート 言ったでしょ。ジョイのためよ。あの子に発信機付きのネックレスをプレゼントするつもりだったわ。
  • イーデン ふむ……えっと… ソフィア…?
  • ソフィア ウソです、イーデン! 本当にそんなつもりだったなら、私たちに言ったはずです!
  • イーデン でもボクは、ジョイにあのネックレスをあげるのは賛成です。ジョイがいなくなったとき、ソフィアは本当に苦しそうだったじゃないですか。
  • ソフィア それだって、あの女がジョイを連れ去ったからでしょ!
  • スマート まるで話が通じないわ。
  • イーデン スマートさんとハンマーさんには色々と助けてもらってるんです。もうあの二人を信じてあげましょうよ。
  • ソフィア 全部私たちを安心させるための芝居です。その発 信機が証拠です! 今にもキャンプを手中に収めて、略奪者集団に引き渡すに決まっています!
  • イーデン (どうしよう? ジョイの一件以来、ソフィアはますます疑心暗鬼になってる…)
  • ソフィア イーデン、今なら間に合います。発信機を取り上げて、二人の身柄を拘束しましょう。
  • イーデン それはできません、ソフィア。二人を縛ったりしたら、ジョイだって悲しみますよ。
  • ソフィア ……
  • ミゲル コホッ! コホッ! 騒がしいので来てみたが、どうしたのかね?
  • イーデン あっ! ミゲルさん!うるさくしてごめんなさい。お二人の間で、少し意見の相違がありまして…
  • ミゲル ハッハッ。それはそれは… 早く仲直りするように祈っとるぞ。ゴホッ!
  • ソフィア そんな日は永遠に来ません。
  • ミゲル それはまた… ゴホッ、ゴホッ!…悲しいことよのう。せっかく平和なキャンプで暮らしとるのに… 人間は争いをやめないんじゃな… ゴホッ!!
  • イーデン まだ空気が冷えています。お戻りください、ミゲル。
  • ミゲル そうだな。とにかく、良い方向へ… ゴホッ、ゴホッ! 話がまとまることを祈るぞ。
  • イーデン ボクもミゲルの意見に賛成です。二人が争ってると、他のみんながいたたまれなくなると思います。
  • ソフィア ……だとしても、やはりあなたたちは信用できま せん。特にその発信機は…
  • スマート 話にならないわ。この発信機はニュープロテクターのとは周波数自体違うの。連中の発信機では検索できない信号なのよ。それに、今日はハンマーと私が物資を取りに行く日よ。わざわざ発信機を直して使う必要がどこにあるの? その足でニュープロテクターの基地へ行って報告すれば済む話なのに。
  • ソフィア ……
  • イーデン ソフィア。少しは二人を信じてあげてください。
  • ソフィア このまま言い争ってもらちがあきません。今はイーデンに免じて退くとしましょう。
  • イーデン ふう~。… ありがとう、ソフィア。
  • ソフィア でも… やっぱりダメですよ。
  • イーデン ダメって… 何がですか?
  • ソフィア あの二人をキャンプから出すわけにいきません。本当にニュープロテクターの基地へ行くかもしれないでしょう。
  • ハンマー そこへ行けば、俺たちは間違いなく殺される。
  • ソフィア だから、その話が信じられないと言っているんです。本気で身の潔白を主張したいなら、あなたたちも発信機をつけてください。
  • スマート 何ですって? 私たちに発信機をつけろと?
  • イーデン ソフィア… それはあまりにも…
  • ソフィア あなたたちが物資を取るエリアを離れてニュープロテクターの基地へ向かうなら、私たちも対処しないといけませんから。どうなんですか? できませんか?
  • スマート いいわ。つけようじゃないの。
  • ハンマー それで不安が拭えるなら、喜んでつけさせてもらおう。
  • ソフィア わかりました。発信機をつけてもらうということで、今は手打ちとしましょう。
  • イーデン (こんなことまで… ソフィアはいつになったらあの二人を信じてくれるんだろう?)
  • ジョイ ママ!ママァ~!
  • シード ワン! ワンワン! ワン! ワン!
  • ソフィア ジョイ、どうしたの!?
  • イーデン なに? ジョイ、何かあったの!?
  • ジョイ コッコのお友達が飛んでる!
  • シード ワン!ワン!
  • イーデン それってどういう… あっ! あれは何だろ?
  • ヘナ 鳥…鳥だと思います。
  • トム このキャンプには鳥もいたのか?
  • イーデン いいえ。ボクも見たのは今日が初めてです。うわぁ~綺麗な鳥ですね!
  • ジョイ コッコのお友達… ずっとここで暮らすの?
  • イーデン それはわからないけど、そうしてくれるといいね。綺麗だし、さえずり声も耳心地いいし。
  • ミゲル 鳥小屋を作ってやっては… ゴホッ!… どうだね?
  • イーデン 鳥小屋ですか?
  • ヘナ い、いい考えだと思います! 鳥小屋があれば、キャンプに留まってくれるかもしれないですよね?
  • ジョイ 鳥小屋… それを作ったら、コッコのお友達もここで暮らす?
  • ハンマー いいアイデアだと思うが… イーデン、君の意見は? 
  • イーデン すぐに作りましょう! あの木の上がいいと思います!ハンマーさん、どう思いますか?
  • ハンマー 悪くはない。ただ…
  • イーデン ただ?何か直すべきところでも?
  • ハンマー 鳥は何羽もいた。全部入ってもらうには、少し狭いんじゃないか?
  • イーデン そうですね! あの鳥たち、相部屋を嫌がるかもしれないですし!
  • ハンマー そういうことだ。新しい家を作ろう、イーデン。
  • イーデン はい、ハンマーさん!ソフィア、どうですか? うまく固定できてますか?
  • ソフィア はい。しっかり固定できてますから、砂嵐が来ても落ちないと思います。
  • ハンマー イーデン、ご苦労だった。
  • イーデン 鳥たちに気に入ってもらえるといいですね。
  • ヘナ あの… その鳥小屋に、エサを少し置いたらどうでしょう? そうすれば、来てもらえるようになるんじゃないかと…
  • スマート いっそのこと、エサ入れを別に作っておいたほうがいいんじゃない?
  • イーデン いい考えですね! 木の下に皿を置いて、そこにエサを入れておきましょう!
  • シード ワン!ワン!
  • ソフィア その… いい考えではないかもしれません、イーデン。シードの喜びようを見てください。たぶんコッコのエサを欲しがるはずです。
  • イーデン あっ! そうみたいですね。シード! こっそり食べられると思って喜んだんだね!?
  • シード クゥン~
  • ハンマー 鳥のためのエサ入れは、新しく作らねばな。
  • イーデン そうしたほうがよさそうですね。
  • ハンマー この高さならちょうどいいだろう。
  • イーデン はい。丈夫ですね。鳥たちがここで休むこともできそうです。
  • ハンマー 次はエサ入れをつけよう。
  • ミゲル ホッホッ… このキャンプは毎日楽しいことが起こるんじゃな。鳥のさえずりがとても心地よい。
  • イーデン エサ入れをつけると、もっと楽しく歌ってくれると思います。
  • ミゲル コホッ、コホッ! そうじゃのう… 楽しみにするとしよう。
  • イーデン 完成です!
  • ソフィア 綺麗ですね。人が見たら、エサ入れじゃなくて調度品だと思うかもしれません。
  • ハンマー 機能性も備わっている。向こうで鳥たちが様子を窺っているようだ。
  • イーデン それじゃ、心置きなくエサを食べられるように、ボクたちは離れていましょう。
  • シード ワン!ワン!
  • イーデン ダメだよ、シード。キミもついてきて。鳥たちはまだキミを怖がってるはずだから。
  • シード クゥン…
  • ジョイ ジョイも、コッコのお友達と遊べる?
  • ソフィア いつかきっと遊べるわ。ジョイ。
  • ジョイ やったぁ~!… コホッ、コホッ!
  • ソフィア いけない! ジョイ、外に長くいすぎたのね。しばらく中に入って休んでいなさい。
  • ジョイ うん、わかった。
  • ミゲル わしもそろそろ休まねばな。ジョイ、一緒に帰るかね?
  • ジョイ うん! おじいちゃん、いっしょに帰ろう!
  • ソフィア では、私は食事の用意をします。みなさん、お集まりください。
  • イーデン ヤッホー! この時間が一番楽しみなんですよね。
  • スマート ついにこの時が来たのね。イーデン、私の分を分けてあげるから、一緒に天国へ行きま しょう。
  • イーデン はい…?
  • ソフィア いつまで言い続けるつもり?もう毒なんか盛らないから安心しなさい。ただし、怪しいマネをしたら即座に追い出すわ。
  • イーデン な、なるほど。アハハ…ところで……
  • スマート どうしたの?
  • イーデン スマートさんとハンマーさんは、食事時になると当たり前のように地面に座るんですね。
  • ハンマー 特に不便はしていない。気にするな。
  • イーデン 見ているこっちは落ち着きません。食事が済んだら、みんなが座れるように食卓を増やしましょう。
  • ソフィア ……
  • イーデン ソフィア、いいですよね?
  • ソフィア 私も、料理を食べてもらうときは楽にしていてほしいと思います。どうぞイーデンの好きなようにしてください。
  • イーデン ありがとう、ソフィア!… さて! 食べ終わったらこの食卓をどかして、広いものに変えましょう!
  • ハンマー 片付け終わったようだな。
  • トム うう… まだ消化も済んでないのに重労働をさせるなよ。食べてすぐ動くと健康に悪いんだぞ。
  • ヘナ トム…椅子を一個運んだだけのくせに、大げさですよ!
  • イーデン それじゃ、食卓が揺れないように支えを作りましょう!
  • ハンマー わかった。
  • イーデン ハンマーさん、どうでしょうか?
  • ソフィア 運んでくるときは気づきませんでしたが、のせてみると広いですね。これならみんなで食事ができそうです。
  • ミゲル ハッハッハッ。これからは皆で顔を突き合わせて晩餐を楽しめそうじゃな。コホッ!
  • イーデン あとは、また椅子を持ってきて整理すれば終わりです!
  • ハンマー 人数分の椅子が必要になるな。
  • イーデン 元々使っていたものもありますから、近くのゴミを漁れば何とかなるはずです。
  • ハンマー では、急ごう。俺とスマートが物資を取りに行く時間が迫ってる。
  • ソフィア 発信機はちゃんと持ってるんでしょうね?
  • ハンマー もちろんだ。
  • スマート いつまで疑えば…!
  • イーデン 待ってください! まだ食卓の片付け中です! それに、もう手打ちにしたんですよね? ほら!椅子を運びますよ!
  • ジョイ 食卓、すごく広くなったね。
  • シード ワン!ワン!
  • イーデン シード! ご飯を食べるところに上っちゃダメ!
  • シード ワン?
  • イーデン 解らないふりしてないで、降りてきなよ。そこはキミのベッドでも、遊び場でもないんだから。
  • シード クゥン~
  • トム うう… もうお腹がへったような気がするな。
  • ヘナ 今回は椅子すら運んでないのに、何言ってるんですか!?
  • ミゲル ハッハッハッ。この騒がしさ… 生命力が満ち溢れてるようじゃ。鳥のさえずりといい… コホッ!何と心地よい…
  • イーデン そうですよね、ミゲルさん。このキャンプは、日を追うごとに生命力を増していくんです。
  • ハンマー 準備はいいか? スマート。
  • スマート もちろんよ。近場だし、何も難しいことはないでしょうに、何を緊張しているの?
  • ハンマー 緊張はしていない。少し億劫なだけだ。空気の澄んだキャンプを離れ、息の詰まる場所へ 向かうんだからな。
  • イーデン 気をつけて行ってきてください、ハンマーさん! スマートさん!
  • ソフィア 覚えておきなさい! 位置信号がずっと動かなかったり、逆にエリアの外に出た場合は、裏切ったとみなすわ。
  • ハンマー もしそんなことが起きれば、確かに対処すべきだろう。我々の身に何か起きたということだからな。
  • ソフィア そういう御託はいいから、早く行ってきなさい。あの連中がいなくなってせいせいしました。やっと一息つけますね。
  • イーデン ボクは何だか不安です。物資を取るエリアのことは、あの二人よりもボクらのほうが詳しいでしょう?
  • ソフィア だからといって、イーデンと私が物資を取りに行くわけにはいかないでしょう。
  • イーデン この前までは二人で行ってきたのに…。どうして急に気が変わったんですか?
  • ソフィア 私たちが出払ったら、やつらとジョイが残ることになります。ヘナやトムがジョイのために戦ってくれるとは思えません。ミゲルは論外ですし。
  • イーデン ジョイがいなくなったときのことはもう忘れましょう。結局無事だったんですから。
  • ソフィア ごめんなさい、イーデン。私はジョイを心配しないではいられません。発信機のことも気がかりです。
  • イーデン ……
  • ソフィア ジョイ! 何か食べたいものはあるかしら?
  • ジョイ だいじょうぶ、気にしないで~! ジョイはコッコのお友達を見るのに忙しいから!
  • ソフィア イーデン! どこに行ってきたんですか? おやつ要りませんか? ほしかったら言ってくださいね。
  • イーデン いえ、ボクもいいです。ロックンロールと通信装置で話してきました。まめに連絡を取ることにしましたから。
  • ソフィア そうだったんですね。お疲れ様です。おやつはいつでも準備できますから、ほしくなったら言ってください。
  • イーデン はい、ありがとうございます。ソフィア。(ソフィアはとてもリラックスしてるみたい。ハンマーさんとスマートさんがいなくて機嫌がよくなったんだ。喜んでいいやら、悲しんでいいやら…)
  • ソフィア あっ! イーデン! ついでにお願いしたいことがあります。
  • イーデン 何ですか?遠慮しないで言ってください。
  • ソフィア 以前からあればいいなと思っていたんですが…シャワー設備を作るのはどうでしょう?
  • イーデン あっ! それ、いいですね!ボクもあったらいいなと思ってたんです!
  • ソフィア やっぱりそうですよね。ちょうどいい場所を探しておいたんです。掃除から始めましょう。
  • イーデン はい、ソフィア!
  • ソフィア きれいに片付きましたね。ここならどうでしょうか?
  • イーデン 地面も平らですし、ちょうどいいと思います! それじゃ、シャワー設備のフレームを用意しましょう。
  • ソフィア 私も手伝いますね。
  • イーデン ありがとうございます。前から考えてはいたんですが… ソフィアのおかげで作れるようになりましたね。
  • ソフィア 実際に作ってくれるのはイーデンでしょう? 礼を言うのは私のほうです。… ほら! 急ぎましょう!
  • イーデン はい!頑丈ですし、ガタついてもいません。これな ら十分そうです。
  • ソフィア はい。立派なシャワー設備ですね。
  • イーデン ヘナさんやスマートさんも気に入ってくれそうですね。
  • ソフィア あの女の名前を口にしないで。「スマート禁止」の立札を立てておきたいくらいよ。
  • イーデン アハハ……
  • ソフィア 次は何をしましょう?やっぱり覆いは必要ですよね?
  • イーデン もちろんです。めぼしい板を見つけてありますので、持ってきますね。設置は難しくないはずです。
  • ソフィア お願いします、イーデン。私はここで待っています。
  • ヘナ あ、あの… 何を作ってらっしゃるのか、お聞きしてもいいですか?
  • ソフィア シャワー設備を作ってるんです。あとでヘナさんも使ってみませんか?
  • ヘナ いいんですか? ぜひ使わせてください! シャワーか… もう誰かさんにのぞかれる心配もありませんね!
  • ソフィア まあ… もっと早く作っておくべきでしたね。
  • イーデン 足場と覆いを設置できました。ソフィア、どうですか?
  • ソフィア このうえなく完璧だと思います。構造物はこれでバッチリですね。
  • イーデン アハッ! じゃあ、あとは給水装置を取り付けるだけですね。これはみんなに手伝ってもらわないと…
  • トム まさか… オレに手伝えと言うんじゃないだろうな?
  • ヘナ 手伝ってください、トム! ハンマーさんがいないと、男手はあなただけじゃないですか!
  • トム 先に言っとくが、もしオレが怪我でもしたら、お医者様がいなくなるんだぞ。誰がみんなを治療するんだ?
  • ヘナ 療養所にいた頃も、簡単な治療はわたしが全部やってたでしょ。あなたはサボってばかりだったくせに。
  • トム まったく… わかったわかった。手伝えばいいんだろ?
  • イーデン トムさんって、ヘナさんには頭が上がらないんですね。アハハ。水タンク、ちゃんと固定できたみたいです! みなさん、お疲れ様でした!
  • トム オレが作業の間ずっと掴んであげていたおかげだな。肩が抜けるかと思ったぜ。
  • ヘナ ふう~ほんと、無礼な男ですよね? みなさんには重ね重ねご迷惑を…
  • ソフィア もう慣れましたので気にしていません。それに、彼にはジョイを診てもらってますから。イーデン、他にやることはありませんか?
  • イーデン 入口を覆うカーテンが必要ですね。その横には、簡易な洗面所を考えています。
  • ソフィア 手伝います。早く終わらせて休んでくださ い。
  • イーデン はい!
  • ソフィア シャワーを浴びることさえできればいいと思っていましたが、ずいぶんオシャレですね。さすがイーデン。
  • イーデン アハハ。一緒に作ったじゃないですか。ソフィアだって功労者でしょ?
  • ソフィア でも、一番頑張ってくれたのはイーデンですもの。
  • イーデン えへへ、ありがとうございます。さてと、ボクはハンマーさんとスマートさんがちゃんと帰ってきてるのか位置を確認したり、ロックンロールとも連絡を取ってみようと思います。
  • ソフィア そうしてください、イーデン。私はヘナと休んでいますから。
  • トム オレも休ませてもらおう。
  • ヘナ さっきから休んでたくせに…
  • ソフィア (シャワー設備を作っていたら、少し気は晴れたけど… あの二人の動向が気になるわ。本当に裏切ったりしてないでしょうね?)
  • イーデン ソフィア! 何か変です!
  • ソフィア どうしたんです?
  • イーデン 二人の位置信号が、どんどん遠ざかっていきます! もう物資を取るエリアの外です!
  • ソフィア やっぱりね! いよいよ本性を表したんです!基地に戻って、私たちのキャンプのことを知らせるつもりです!
  • ヘナ あ、あの二人が… まさか、そんな…
  • イーデン ボクはハンマーさんとスマートさんを信じます! 何か理由があるはずです!
  • ソフィア 略奪者に捕まってしまったら遅いんです よ!? イーデン、急いで! 何とか対処しないと…!
  • イーデン 対処だなんて… どうやって… 連中が大人数で襲ってきたら、罠なんて意味がなくなっちゃいます。あっ!
  • ソフィア どうしました?何か良い対策でも思いつきましたか?
  • イーデン ロックンロールに助けを求めましょう! 何度か話してみたんですが、きっといい人たちです!
  • ソフィア ふう~… イーデンは誰に対してもいい人だと言いますものね。でも… 今は他に手がないので仕方ありません。彼らに助けを求めてください、イーデン!
  • イーデン はい、すぐに連絡してみます!ロックンロールのほうに連絡してみました! でも…
  • ソフィア 助けてくれそうにありませんか?
  • イーデン いえ、助けたいとは言ってました。ただ、ボクらを完全には信用してないんです。罠かもしれないと思ってて…
  • ソフィア それは無理もありません。私も向こうの人間を信用していないんですから。
  • イーデン ひとまず、ボクらのキャンプの近くを通る行商人に状況を調べさせるとのことでした。行商人ともなると、この辺りの地理には詳しいでしょうね。ハンマーさんとスマートさんに何があったか調べるのに役立つかもしれませんよね?
  • ソフィア イーデン… それ以上バカなことを言ったら怒りますよ。あの二人は裏切ったんです。もう信じるべきじゃありません。
  • イーデン は、はい…。
  • ソフィア まずは、連中の位置から確認するとしましょう。
  • イーデン ボクが最後に確かめたときは、さらに遠ざかっていました。
  • ソフィア もちろんそうでしょうね。でも、あなたの目を覚まさせるには、正確な位置を知る必要があります。
  • イーデン ボクの… 目を覚まさせる…?
  • ソフィア 私はニュープロテクターの基地を脱出してここにたどり着きました。はっきりとはいきませんが、だいたいの位置は分かります。二人がニュープロテクターの基地付近にいるなら、裏切者に間違いないということです。それが確認できれば、イーデンも二人の肩を持てなくなるでしょう。
  • イーデン …二人の居場所は… ソフィア、確かめてみてください。
  • ソフィア …やはり… 私の思ったとおりでした。ニュープロテクターの基地の方向へ向かっています。覚えていますか? あの二人は、基地に戻ると殺されると言ってたのに。全部ウソっぱちだったんです。
  • イーデン ふう…。(本当にソフィアの言うとおり、二人は裏切ったのかな?ボクには、裏切るような人たちには思えなかったのに…)
  • ?? いやはや… こりゃ、おどろいたな!まさかこんな場所があろうとは、夢にも思わなかったぞ!ハ!ハ!ハ!
  • ジョイ ……
  • ?? おおっと! かわいいお嬢ちゃんもいたじゃないか。ハ!ハ! よろしくな、ちっちゃなレディー!
  • ジョイ マ、ママアアア~!… うわぁ~ん!
  • ソフィア どうしたの? ジョイ… あぁっ!
  • イーデン あなた、誰?ここにどうやって入ってきたの?
  • ?? みんな、すまなかったな!ハハ! せめてノックでもしたかったんだが、ドアがついてなかったもんでな!
  • ソフィア 近づかないで! 下がりなさい!
  • シード ワン! ワンワン! ガルルルル…
  • ?? 落ち着けよ! おれは悪い人間じゃないさ。ここを動かずに自己紹介させてもらおう。みんなはそのほうが安心なんだろ?ハハハ!
  • ヘナ イ、イーデン… あの男は何者ですか?
  • イーデン ボクにもわかりません。ハンマーさんとスマートさんの位置を気にしていて、来るのに気づきませんでした。
  • サイモン おれはサイモンってんだ。あちこち旅しながら行商をやってる。本当に悪い人間じゃないんだぜ。
  • ソフィア 行商人ということですか?
  • イーデン 行商人って… もしかして…
  • サイモン ロックンロールに連絡したんだろ? そこから頼ま れたのさ。このエリアを見てきてほしいってな。最初は面倒な事を引き受けたと思ったもんさ。なのにまさか、こんな素晴らしい場所が見られるとは!ハハハ! 頼んできたあいつにご馳走したいくらいだ!
  • イーデン ソフィア! ボクたちを助けに来てくれた人みたいです!
  • ソフィア 近づいてはいけません、イーデン! まだ何の証拠もないんですから!
  • サイモン 証拠?ハハハ! これはどうだい? おれに連絡してきたやつの入れ知恵さ。ほれ!爆弾じゃないから、しっかり受け取れ!
  • イーデン これって何ですか?
  • サイモン イーデンとやらが言ったらしいじゃないか。珍しい 病気にかかった子がいるってよ。急ごしらえだが、似た症状に効く薬をプレゼントに持ってきたんだ。
  • ソフィア この薬… 知っています。ジョイの治療に使う薬に間違いありません。
  • サイモン ハハハ! どうやら正解だったみたいだな!どうだ?これでおれを信じてもらえるか?
  • イーデン ソフィア。ロックンロール側と話すときに、ジョイのことを伝えたのは本当です。
  • ソフィア …ひとまず信じるしかなさそうですね。
  • イーデン どうでしたか? サイモンさん。ボクは、誰かにキャンプを案内するのはまだ不慣れで…
  • サイモン ハハハ! 立派なガイドだったぞ。安心したまえ、わが友よ!ここは見れば見るほどおどろきだな。友達に話したって誰も信じやしないだろう。賭けてもいいぞ!
  • イーデン 通信機はあっちにあります。一緒に行きますか?あなたが話せば、向こうもボクらを信用してくれるでしょうから。
  • サイモン ハハハ! そうとも限らんぞ、わが友。おれが脅されてる可能性だってあるからな。だから直接行って話さねば。
  • イーデン なるほど。確かにそうですね。
  • サイモン とにかくだ。ニュープロテクターの連中が、この楽園に魔の手を伸ばすかもしれないんだ ろ?
  • イーデン まだそうとは決まってませんけど、心配なんです。
  • サイモン わかった。おれだってこんな素敵な場所を略奪者に荒らされるのはごめんだ。力の限り協力するさ。
  • イーデン ありがとうございます、サイモンさん!
  • サイモン ハハハハ! 礼には及ばないさ!これから時々来させてもらうぞ。取引をしよう! ここはお宝がいっぱいだからな。おれのポリシーは顧客満足さ!ハハハ! おれの品物のことも気に入ってもらえると思うぜ。
  • イーデン へぇ! それは楽しみです。ぜひまた来てくださいね。
  • サイモン いいモンを見せてもらえたぜ! ハハハ! こんな楽園をタダで見物しちゃ罰が当たるってもんさ。
  • ソフィア キャンプの安全のために協力してもらえれば、それだけで十分です。ところで、卵はお好きですか?
  • サイモン 卵だって? そうか! 確かにさっきニワトリを見かけたな!まったく、どこまでもすごいところだぜ!ハ!ハ!ハ!
  • ジョイ ニワトリじゃない。コッコだよ。
  • サイモン おっと! すまなかった、ちっちゃなレディー。これからはコッコと呼ばせてもらおう。
  • イーデン ジョイは大きなおじさんが好きみたいですね。さっきとは打って変わって、サイモンさんに懐いてるみたいです。
  • ソフィア 今はいいけど、ママのいないときに話しかけたり、ついて行ったりしちゃダメよ。ジョイ。
  • ジョイ うん。わかった。
  • サイモン ハハハ! もっと信用してもらうためにも、ぜひプレゼントをさせてもらいたいな。よし! 待ってろ、みんな!さあ!おれからのプレゼントさ。イーデン、 どうだい?
  • イーデン うわあああ!これってヤギですよね? これをボクたちに?サイモンさん、本気なんですか?
  • ソフィア 信じられません。ヤギだなんて… なんてこと!この毛を見てください!
  • イーデン ほとんどの動物が絶滅してるんですよ? 貴重なヤギをプレゼントしちゃっていいんですか?
  • サイモン だからこそさ。よく考えてみな、わが友。このヤギを飼うのにもっとも適した場所はどこだと思う?
  • イーデン それは… やっぱり… ボクらのキャンプ…?
  • サイモン だろ?ハハハ! このプレゼントは必然なのさ。それに… 実は、一つ頼みたいこともあるしな。
  • イーデン 頼みたいこと? 何でしょうか?
  • サイモン ここからそう遠くないところにおれの取引先があるが、車で通るのが難しい地域なんだ。いつもはそこの近くに車を停めておくんだが、どうも不安でな。よかったら、しばらくおれの車を預かってくれないか? ほんの数日の間でいいさ。
  • イーデン 車を預けるですって?それじゃ、サイモンさんはそこにどうやって行くんですか?
  • サイモン 車に別のやつを積んであるからな。険しい地域を通るときは、そいつのほうがずっと楽なんだ。
  • イーデン わかりました。サイモンさん、車を預からせていただきます。
  • サイモン ハハハ! 感謝するぞ、わが友! こんな楽しい出会いが待ってたとは。おれもここで暮らしたいくらいだ!
  • イーデン サイモンさんなら、いつでも歓迎します!
  • サイモン ハハハ! 冗談さ。おれは行商人の暮らしが好きだからな。たとえ楽園でも、一か所に留まるのは性に合わないんだ。とにかく、あちこちにいるわが友にこのキャンプを支援するよう伝えておくよ。ロックンロールのほうにもな!
  • イーデン サイモンさん、ありがとうございます。
  • ソフィア 気をつけて行ってらっしゃい。
  • サイモン ハ!ハ!ハ! それじゃ、また会おうぜ!
  • イーデン 声がデカくて面食らいましたけど… サイモンさんは元気で明るくて、こっちまで楽しい気分になりました。
  • ソフィア 私もです、イーデン。それはそうと… このヤギをどうすればいいんでしょう?
  • シード ワンワン! ワ ワンワンワン!
  • イーデン シード、吠えないで! これからはキャンプの仲間なんだから、仲良くしなよ! もしかして…牧羊犬になりたいの?
  • シード ワン?
  • イーデン 上手にできそうな気はするんだけど…
  • シードワン!ワン!
  • イーデン そうだ! 牧羊犬と言ったら思い出した。ヤギが暮らせる小屋を作らなきゃ!
  • ソフィア それがいいと思います。ヤギを放し飼いにして、ジョイに噛みつきでもしたら困りますし。
  • イーデン じゃ~ん。ここにヤギの小屋を作っちゃいましょう。まず小屋を作る場所を片付けましょう!
  • シード ワン!ワン!
  • イーデン えっと… シード。ここで休むなら止めはしないけど、絶対にヤギをおどかさないでね。
  • シード ワン!
  • ソフィア シードはヤギをきちんと見張ってなさい。ジョイにケガをさせることがないように。イーデン、次は何をしましょう?
  • イーデン 屋根から補修しましょう。あちこちに穴が開いて、雨が漏れてしまいそうです。
  • ヘナ び、びっくりしたぁ! ソフィア、どうしてヤギがいるんですか? さっきのサイモンという人が、このヤギを…?
  • ソフィア ええ。今、ヤギのための小屋を作っているところです。
  • イーデン 屋根の補修はこれくらいでいいですよね?
  • ソフィア ええ、十分です。次は…うーん… 壁を補修したいですね。砂嵐が来るかもしれませんから。
  • イーデン そうですね!砂嵐で崩れでもしたら大変です!砂嵐が吹かないのが一番ですけどね。(ハンマーさんとスマートさんが戻るまで、砂嵐には来てほしくないんだけど…)
  • ヘナ イーデン?
  • イーデン あっ!ちょっと考え事をしてました。さてと!壁の補修を始めましょう!
  • ソフィア ……
  • ヘナ イーデン、わたしも手伝います。
  • イーデン ありがとう、ヘナさん!壁はこれでいいと思います。ほら、蹴りつけてもびくともしないでしょ?
  • ソフィア イーデン、もうよしてください。ケガしたらどうするんですか?
  • イーデン 次は… ヤギがリラックスできるように、干し草を入れましょう!
  • ソフィア 収穫後に余った干し草をためてあるんです。捨てずに取っておいてよかったです。
  • ヘナ ど、どこにあるのか知ってます! わたしが取ってきますね!
  • イーデン ヘナさん! たくさん必要ですから、一人では運べないと思いますよ!
  • ヘナ そ、そうですよね? それじゃあ… トム! あなたもついて来てください!
  • トム 一日に二回も働かせる気かよ!?
  • ソフィア あの人はいちいち憎たらしいことばかり言うんですね。なら働かなくて結構。ただし、ご飯も一日一回にしますので、そのつもりで。
  • トム まったく、わかったよ!行けばいいだろ!
  • イーデン やった! 干し草を敷いたら、立派な小屋になりましたね!
  • ソフィア そうですね。ヤギもさっそく興味津々みたいです。
  • シード ワン!
  • イーデン ハハハ。シードだって興味津々そうです。そうだ! ヤギに飲んでもらう水を用意しなきゃ。
  • ヘナ どうせなら、屋根にツルを這わせておきませんか? そしたら… えっと… きっときれいになると思いますので。
  • イーデン そうですよね、ヘナさん。ボクも屋根が少し寂しいなと思ってたところなんです。
  • ソフィア ほら!早く終わらせて休みましょう。もう日が暮れかけてます。
  • ソフィア もう手をつけるところはないでしょうね。完璧な小屋です。
  • イーデン うわぁ〜ヤギを育てられるなんて! キャンプがますます豊かになりますね。
  • ミゲル たまげたな… ハッハッハッ。わしが営んでいた農場よりも素晴らしい場所じゃ。
  • イーデン アハハ。ありがとうございます、ミゲルさん。でも、ミゲルさんの農場はここの何倍も広いんでしょう?
  • ミゲル 目には見えぬ… コホ、コホッ!….心の豊かさは、このキャンプのほうがずっと大きいからのう。ハッハッ。
  • ミゲル ゴホッ!ゴホッ!
  • ヘナ ミゲルおじいちゃん! 大丈夫ですか?
  • ソフィア 冷えてきましたね。早くキャンプへ戻りましょう。
  • イーデン はい、そうしましょう!(ハンマーさんとスマートさんは大丈夫かな? きっと何か事情があるんだ… どうか無事に戻ってきますように…)
  • ソフィア 私は夕食の用意をします。みなさんは食卓でお待ちください。
  • イーデン ボクに手伝えることはありませんか?
  • ソフィア イーデンは今日、たくさん働いたでしょう? 少し休んでいてください。
  • イーデン わかりました。じゃあ、お願いしますね、ソフィア。
  • ヘナ わ、わたしが手伝います、ソフィアさん! 手伝わせてください!
  • ソフィア あなたが助けてくれるなら百人力ですね。ぜひお願いします。
  • ヘナ やっぱり今日も!とってもとっても美味しかったです!
  • ミゲル ソフィアにも感謝しとるが、ヘナにも礼を言わせてくれ。コホッ、コホッ! 今、素晴らしいディナーを毎日楽しめるのは、ヘナにずっと介抱してもらったおかげじゃ。
  • ヘナ まだまだ長生きして、これからも美味しい食事を楽しんでくださいね、ミゲルおじいちゃん。
  • イーデン ……
  • ソフィア イーデン? 食事が進んでないようですけど… どうかしたんですか?
  • イーデン あっ、いえ!ちょっと考え事をしてて…! ごめんなさい、いただきますね。
  • ソフィア ハンマーとスマートのことを考えていたんですね。
  • イーデン ごめんなさい、ソフィア。ボクはやっぱり、二人のことが心配なんです。
  • ソフィア イーデン…二人は明日頃にニュープロテクターの基地に着くはずです。そして、このキャンプの位置を連中に教えるはず…。イーデン、分かりませんか?二人は私たちを裏切ったんです!
  • イーデン ふう… ボクはまだ、二人を信じたくて…とにかく、 食事を続けましょう! せっかくのご馳走なのに、変な雰囲気にしてしまってごめんなさい。アハハ…
  • ソフィア ……
  • イーデン みんな、すぐに眠ったみたい。ハンマーさんとスマートさんのことが気がかりで疲れていたのかな。シード、キミもあの二人のこと、裏切り者だと思ってるの?
  • シード クゥン~
  • イーデン でしょ? ボクも二人がウソを言っていたとは思えないんだ。きっと何か事情があるんだよ。明日はソフィアを説得しなくちゃ。キャンプはソフィアに任せて、二人を探しに行くんだ。
  • シード ワン?
  • イーデン シード、キミも一緒に来てくれる?
  • シード ワン!
  • イーデン うぁっ! もっと静かに吠えなよ。みんなが起きちゃったらどうするの?
  • シード ワン。
  • イーデン アハハ。シードは本当にお利口さんだね。さて! 明日のためにぐっすり寝ようね、シード!
  • ?? コマンダー! たった今、連絡が入りました。ハンマーとスマートを確保し、連れてきているとのことです。
  • コマンダー 連れてくるだと? 発見次第、始末するように命じたはずだが?
  • ?? そう言ったのですが、向こうで想定外の事態があったようです。
  • コマンダー 想定外の事態?
  • ?? 二人のカバンの中に、新鮮な果物と、パン、ゆで卵が入っていたそうです。
  • コマンダー おどろいたな。どこで手に入れたのか確かめたのか?
  • ?? 口を閉ざしているとのことです。それで、調査のためにここに連れてきていると…
  • コマンダー 珍しく的確な判断を下したな。分かった。到着し次第、私が直接問い詰めよう。
  • ?? それが…拷問をしても口を割らなかったらしく……
  • コマンダー あの二人を始末したい本当の理由を教えようか?
  • ?? はい?
  • コマンダー お前らが持っていないものを持っているからだ。ニュープロテクターには決して存在してはならないものを。
  • ?? やつらは、そんな珍しいものを持っているのですか?
  • コマンダー ああ。やつらは、人間への情を持っている。最も不要で危険な感情だ。情の深い者は、集団の大きな弱点だ。
  • ?? なるほど、そういうものですか。
  • コマンダー その証拠に、連中は10分と待たず口を開くだろう。自分の苦痛には耐えても、情を持った相手の苦痛には脆いはずだ。

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