18日目ストーリー

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  • イーデン うぅ…! 昨夜は寝つけなくて、全然疲れが取れてないなぁ。やっぱり…二人はまだ帰ってきてないみたい。ハンマーさん… スマートさん… ソフィアの言ったとおり、本当にボクらを裏切ったの?
  • ソフィア イーデン、ここで何してるんですか?
  • イーデン ソフィア、もう起きたんですね。
  • ソフィア 少し…気がかりだったので。まさか、あの二人が戻ってくるのを待ってるんじゃないでしょうね?
  • イーデン ……
  • ソフィア もうよしましょう、イーデン。連中は、はじめから私たちを裏切るつもりだったんです。
  • イーデン でも、ボクは… 今でもハンマーさんとスマー トさんを信じたいんです。
  • ソフィア 今回ばかりはあなたの肩を持つわけにいきません。ほら、キャンプへ戻りましょう。他のみんなのためにも…
  • イーデン はい…
  • ジョイ ママ…
  • イーデン ジョイも起きたんだね。よく眠れた?
  • シード ワン!ワン!
  • イーデン そうだね、シード。キミはボクと一緒に起きたもんね。
  • シード ワンワン!ワン!ワンワンワン!
  • イーデン シード、どうしたの? 何かあったの?
  • シード ワン!ワンワンワン!
  • イーデン シード! いったい… えぇっ!?
  • スマート ぜぇ… はぁ…
  • イーデン スマートさん! 戻ってくれたんですね!よかった!
  • ヘナ ス、スマートさん! よくお戻りに … きゃぁっ!ど、どうしたんですか? ひどいケガですよ!?
  • ソフィア そこに止まりなさい、裏切り者! 虫が良いにも程があるでしょ?
  • イーデン ソフィア! 待ってください! せめて話だけでも聞いてみましょう!
  • スマート ハン… マーが… ハンマーを… 助けて。
  • イーデン どういうことですか? 今まで何してたんですか?
  • スマート 物資を集めていたときに… ううっ!
  • イーデン 無理にしゃべらないでください! まずは手当てを…!
  • スマート そ… それどころじゃ… ないわ。ハンマーが… 危ない。
  • イーデン はい!?
  • スマート ニュープロテクターの連中に捕まって… どうにか逃げてきたけど… ハンマーは大怪我をしてるの。
  • ソフィア 嘘をつかないで! ここを探りに来たんでしょう?近くに仲間を連れてきたのよね?
  • スマート アハッ…悪いわね… あんたの戯言に付き合う..余力は…ないの。
  • イーデン 教えてください、スマートさん!ハンマー… ハンマーさんはどうなったんですか!?
  • スマート 隠れてるわ。一緒に来たかったけど…ひどいケガだったから…
  • イーデン ハンマーさん…そうだ! ハンマーさんは発信機を身につけてるんですよね? その信号を辿れば、助けに行けますね!
  • ソフィア よしなさい! イーデン、まだわからないんですか? 今、このキャンプには危険が迫ってるんです!
  • スマート ふう… 傷がうずくってのに… まったくあの女ときたら…
  • イーデン ト、トムさんを呼びましょう! まずはスマートさんの傷の手当てをしないと…!
  • トム スマートが戻ったって? うわぁ! 大丈夫なのか? ひどいケガのようだが…
  • ヘナ は、早く手当てしましょう!
  • ソフィア お待ちなさい、ヘナ! 油断してはいけません!
  • ヘナ はい?
  • ソフィア だって変でしょう! 物資を取りに行って略奪者に遭っただなんて、言い訳に決まっています!しかも、帰ってくるなりあの男を捜せだなんて! キャンプの人数を減らすのが目的だとは思いませんか?
  • イーデン そんな… ソフィア…
  • ソフィア 何を企んでるのかはっきりするまで、その女には近づかないで!
  • ヘナ ……
  • トム むうう…
  • イーデン トムさん、彼女の手当てをお願いします。
  • ソフィア イーデン!
  • ソフィア 企みがどうとか、ボクにはわかりません。手当てをしてください、トムさん! お願いします!
  • トム そう急かさなくても大丈夫さ。オレは医者なんだ。患者を放っておくわけないじゃないか。
  • ソフィア ……
  • トム 傷が膿まなくてよかったな。気分はどうだい?
  • スマート うんと楽になったわ。ありがとう、トム。
  • トム ハハハ! これでオレが天才ドクターだってことを認めるよな?
  • ソフィア あなたたち、正気ですか? のんきに手当てなんかしてる場合じゃないでしょう?早くその女を追い出しなさい!きっと略奪者がその女を追ってるはずです!いつここに来るかわからないんですよ!
  • スマート 何言ってるの? あなた、私の言うことを疑ってたんでしょ?本心では信じてたってこと?
  • ソフィア だ、黙りなさい! 本当だろうと嘘だろうと関係ないのよ! この疫病神、早く出てって!
  • ジョイ ママ…
  • ソフィア ジョイ? いつの間に… こんなところにいちゃダメよ。キャンピングカーの中へ入りなさい。
  • ジョイ はうう~… スマート、ハンマーはどこ?略奪者につかまっちゃったの?
  • ソフィア キャンピングカーに入れと言ってるでしょ!
  • ジョイ わかった… コホッ! 入るから… スマートとケンカしないで。コホッ!
  • ソフィア 咳をしてるじゃないの。風が冷たいのに外に出るからよ! ママを困らせないで、早く戻りなさい。
  • ジョイ うん… コホ、コホ! コホ!
  • ソフィア ジョイ?
  • イーデン うわっ! ジョイ…!
  • ソフィア トム!トム! ジョイが気を失いました! 早く来てください!
  • トム 急にどうしたんだ? ジョイ、どうかしたのか?
  • ソフィア それを調べるのはあなたでしょ!?医者はあなたじゃないですか!
  • イーデン 早くジョイの容体をみてください!
  • ジョイ コホ!コホ!
  • トム 緊張のせいで病状が悪化したみたいだ。呼吸が荒すぎる。
  • シード クゥン~
  • ジョイ はぁはぁ…コホ! はぁ…
  • ソフィア トム、じっと見てないで早く治してください!
  • トム 黙っててくれ! 今診療中なんだから!…肌のあちこちに発疹ができてる。抗ヒスタミン剤が必要だな… ヘナ?
  • ヘナ ど、どうしましょう? その薬はもう切らしちゃってるんです。ミゲルにも使う薬なのに…
  • イーデン ロックンロール側に要請した薬なんですよね?
  • ヘナ はい。ミゲルとジョイには、その薬がたくさん必要なんです。
  • イーデン それは…困りましたね。送るのは数日後になると言ってましたから。
  • ソフィア ああ、ジョイ…!もう一度ロックンロールに連絡してみましょう!早く薬を手に入れないと…!
  • トム バカ言うな。たとえ向こうさんが薬を持ってても、ここまで届けるのにどれくらいかかると思ってるんだ?
  • ソフィア じゃあ、どうすればいいんですか!? あなた… 医者なんでしょ! 何とかしなさいよ!
  • トム 分かったから黙っててくれ! 今は安静が最優先なんだ。患者の隣で怒鳴ったりするなよ。
  • ソフィア ……
  • トム クソッ。発疹が体中に広がってる…
  • イーデン うぅ……がんばれ、ジョイ! もう少しの辛抱だよ!
  • スマート イーデン……
  • イーデン はい、スマートさん。お水でもお持ちしましょうか?
  • スマート いえ、それより… その… 私が来た方向へ200mほど進むと、紐の切れたカバンがあるはずよ。それを持ってきてほしいの。
  • イーデン カバン… ですか?
  • スマート ええ。そのカバンに…薬が入ってるの。ジョイの薬もあるかどうかは分からないけど…
  • イーデン 本当ですか!?すぐに持ってきます!
  • ソフィア あなたのカバンに薬があるですって?
  • スマート ……
  • ソフィア 言いなさい! そのカバンに、本当にジョイを治す薬が入ってるの?
  • スマート 私にも分からないわ。あんたの疑い癖を治す薬は絶対にないでしょうけど、ひょっとするとジョイの薬はあるかもね。
  • ソフィア なぜカバンを置いてきたの?
  • スマート ふう~…疲れ果てていたからよ。荷物がなくても大変な道のりだったのに、紐まで途切れちゃったものだから…
  • ソフィア それを私に信じろとでも?
  • スマート 信じるか信じないかはあんたの自由だけど、私が脱出するときに略奪者どもの救急箱を盗み出したのは事実よ。今の時代、抗ヒスタミン剤は絆創膏よりも重宝する必須常備薬よ。それくらい分かるわよね?
  • ソフィア ……
  • スマート ……
  • ヘナ トム、どうしましょう? あの二人、何も言わないでじーっと睨み合ってますけど…
  • トム し〜っ! こういうとき、オレたちは黙って大人しくしてりゃいいんだよ。
  • イーデン 取ってきましたよ、スマートさん! このカバン… だいぶ重たいですね。
  • スマート だから捨ててきたの。体調が戻ったら、後で取りに行くつもりだったから。
  • ソフィア イーデン! 早くカバンを開けてみて! ジョイの薬はありますか?
  • イーデン 開けてみたって、ボクにはよく分かりません。
  • ヘナ わ、わたしが探してみます!
  • ソフィア お願い… どうか…!
  • ヘナ トム!この薬で合ってますか?
  • トム おぉ! それだ! とっとと渡してくれ!
  • ジョイ コホ! コホ! うう…
  • トム まだ咳はあるが、だいぶ安定してきたぞ。発疹も減ってる。
  • ソフィア ふう~…ああ、ジョイ…
  • イーデン よかったぁ。スマートさんのおかげですね。
  • ソフィア ……
  • トム もうジョイは平気だから、スマートの怪我の具合を診るとするか。どうしてこんな大怪我をしたんだ?
  • スマート 車で連れていかれる途中で、ハンマーがやつらに襲いかかったの。おかげで車は崖の下に転がり落ちたわ。
  • トム 君… まさかお化けじゃないだろうな? 車が転覆したら、普通は無事じゃ済まないぞ!
  • スマート だからこの通り、命からがら帰ってきたわけでしょ。
  • ソフィア 私には… どうも作り話のように聞こえてなりません。
  • スマート ついでに教えておくと、そのときハンマーと私は手足を縛られていたわ。どう? ますます作り話みたいよね?
  • ソフィア おちょくらないで。ジョイの薬を持ってきたからといって、あなたを信用したと思ったなら大間違いです。
  • スマート どう受け取ろうと結構よ。とにかく、私はハンマーを助けに行かなきゃ。
  • トム ハハ、まいったな。そんな状態でまたどこへ行こうというんだい?
  • ジョイ うう… ママ…
  • ソフィア ジョイ!大丈夫なの!?
  • ジョイ のどがヒリヒリする。
  • ソフィア ひどく咳き込んだせいよ。もう咳は止んだから、一眠りすればきっとよくなるわ。
  • ジョイ うん…
  • トム イーデン君、スマートはどこへ行ったんだ?
  • イーデン あっちで休んでます。ハンマーさんのことで気が急いてるみたいでした。
  • トム 何とかなだめておいてくれ。傷が癒えるまでは、休んでもらわないと困るんだ。
  • イーデン 分かりました、トムさん。スマートさん! ここで何を… あっ、ミゲルさんとお話し中だったんですね。
  • ミゲル ハッハッ… コホッ! 大怪我をしたようじゃったからな…事のいきさつを… コホッ! 聞いておったんじゃ。
  • スマート 話は済んだわ。もう出発しなきゃ。
  • ミゲル ゴホッ! ゴホッ!
  • イーデン スマートさんはここで待っていてください。ハンマーさんはボクが連れ戻してきます。発信機を辿れば何とかなります。
  • スマート バカなこと言わないで。あなたのいない間、あのソフィアが私を放っておくと思う? もう毒入り料理じゃ済まないわ。それに、ハンマーが隠れているバンカーの入口は信号だけでは見つけられないわ。私が行くしかないのよ。
  • ミゲル ゴホッ! ゴホッ!
  • イーデン ふう~分かりました。それじゃ、出発の準備はボクがしておきますから、その間だけでも休んでいてください。
  • スマート 約束するわ。その代わり、なるべく急いで準備してちょうだい。
  • イーデン はい、なるべく急ぎますね。ところで…
  • スマート ?
  • イーデン 大丈夫ですか? ミゲルさん。顔色が真っ青ですけど…
  • スマート そうね。私も心配していたところなの。ミゲルのほうこそ、中に入って休むべきじゃないかしら?
  • ミゲル ハッハッハッ… コホッ! わしの心配はいいから… ゴホッ! 彼を助けに行く準備をしてくれ。確かに体は重いが… ゴホッ、ゴホッ!頭はスッキリしておる… ゴホッ!… 久しぶりに調子が良いんじゃ。
  • スマート それなら良かったけど…
  • ミゲル どうか、無事に… ゴホッ! 彼を… 連れ戻してきてくれ。ゴホッ! 頼むぞ… イーデン、スマート。
  • イーデン 任せてください、ミゲルさん。
  • ミゲル ゴホッ! ゴホッ! コホ、コホッ!
  • ソフィア ミゲルさん?大丈夫ですか?
  • ミゲル ゴホッ! ふう… ソフィア。寝床まで連れていってくれんか? 腕に力が入らんのでな。車椅子を押してもらいたいんじゃ。
  • ソフィア ええ。早く戻って休んでください。顔色が優れませんね。
  • ミゲル 君のほうこそ、顔色が悪いようじゃが…? ゴホッ! さっき診療室が騒がしかったのと…ゴホッ、ゴホッ! 何か関係があるのかね?
  • ソフィア ごめんなさい。スマートと少し言い合いを…
  • ミゲル ふむ…君とジョイが… ゴホッ! 略奪…者のせいで、大変な目に遭ったと、聞いておるが… ゴホ、ゴホッ!わしの見立てでは… スマートとハンマーは…略奪者とは違うようじゃ。
  • ソフィア ええ。ミゲルさん。私にも分かります。
  • ミゲル 分かる…と…言ったのかね? ゴホッ!
  • ソフィア 頭では分かっています… でも、あの二人を前にすると… どうしても冷静でいられないんです。略奪者どもがジョイを連れ出した、あの日のことを思い出してしまいますから。それに…
  • ミゲル そうじゃったか。
  • ソフィア 二人がまた略奪者と関わりを持ったことを知ってから、気が休まりません。だから強情を張ってしまったんだと思います。
  • ミゲル ふむ… ゴホッ! ソフィア…
  • ソフィア ゆっくりお話しください、ミゲルさん。
  • ミゲル 用心するのはいいが… ゴホッ! 未来を恐れるあまり… ゴホゴホッ! 現在を… ダメにしてはいかん。幸せに過ごした時間が… 苦しみに耐える力を … ゴホッ!くれるのじゃからな。
  • ソフィア ……
  • ミゲル 君とて… ゴホッ! ジョイが… いつまでも恐れを抱いたまま生きることを… ゴホッ、ゴホッ! 望んではおらぬじゃろ…ゴホッ!
  • ソフィア おっしゃる意味は分かりました、ミゲルさん。何とかしてみます。
  • ミゲル ハッハッハッ..
  • イーデン ハンマーの使う物も用意しました。バッチリでしょう?
  • スマート そうね。ところでソフィアは…?
  • イーデン ミゲルさんを寝床までお連れしています。さっきは目を合わせてすらくれませんでした。
  • スマート ふう~ハンマーを助けて戻ってきたら、一度じっくり話し合う必要がありそうね。
  • イーデン ボクもそう思います。一度しっかり話し合えば、ソフィアも二人を信じてくれるはずです。
  • スマート 憎たらしいとは思うけど、彼女がああいう態度を取るのも無理はないわ。恐怖は理性をマヒさせるから。ニュープロテクターに捕まっていたなら、本当に地獄のような日々を送っていたはずだものね。
  • イーデン ふう… そうなんですね…
  • スマート とにかく、なるべく早く出発したいの。いいかしら?
  • イーデン ええ。そうしましょう、スマートさん。
  • ソフィア ふう… どうしちゃったのかしら。まるでアダムプロジェクトの全責任を負わされたあの頃に逆戻りした気分よ。スマート、ハンマー… あの二人はニュープロテクターの連中とは感じが違う。分かってるのに、怒りの感情が先立ってしまう。このキャンプに略奪者とつながりのある者がいる、という事実だけでも不安で仕方がないの。ジョイのためにも、二人にはこのキャンプから立ち去ってほしい…たとえ、二人に何の落ち度もないとしても…
  • スマート どうしたの? イーデン、出発しないの?
  • イーデン それが…
  • スマート あそこにいるソフィアが気になるの? 出発の前に挨拶してきなさい。私のことは気にしなくていいから。
  • イーデン …いや、今は何も言わないほうがいいと思います。
  • スマート まあ、それならそれでいいかしらね。何か一人で考え込んでるみたいだし。
  • イーデン それじゃ、ボクたちは出発します。トムさん、ヘナさん、ソフィアと一緒にキャンプをしっかり守っててください。
  • ヘナ だ、大丈夫なんですか? スマートさん、お体は…
  • スマート 大丈夫よ。さっきよりはだいぶよくなったわ。あんたと、そこのヤブ医者のおかげね。
  • ヘナ で、でも… まだ誰かを助けに行ける状態じゃ…
  • スマート 分かってるわ。でも、それでも行くしかないの。ハンマーを見捨てるわけにいかないのよ。
  • ヘナ 無事に戻られることを祈っています。あなたとイーデンさん、そしてハンマーさんも…
  • スマート ヘナ、どうもありがとう。
  • イーデン ミゲルさんのお世話だけでも大変でしょうけど… ボクたちが戻るまで、ソフィアとジョイのことをお願いします!
  • ヘナ ま、任せてください! 何も心配要りません!
  • シード ワン!ワン!
  • イーデン シードもここに残ってヘナを助けてあげて。危ないところだから、キミは一緒には行けないんだ。
  • シード クゥン~
  • イーデン それじゃ、行きますね!
  • ヘナ どうかご無事で!
  • ジョイ ママ!ママ!
  • ソフィア ジョイ? どうして車から出てきたの? 体の調子はどう?
  • ジョイ もう大丈夫。咳も出ないよ。
  • ソフィア そう。やっと安心できるわね。本当に心配したのよ?
  • ジョイ うう… ごめん。
  • ソフィア いいのよ、ジョイ。あなたが謝るようなことじゃないんだから。
  • ジョイ ねぇ。イーデンとスマートって、ハンマーを連れ戻しに行くの?
  • ソフィア 出発したみたいね。
  • ジョイ うん。さっき行くところを見たよ。ハンマーはどこにいるの? ハンマー、大丈夫なの?
  • ソフィア ジョイ、明日にはみんなに会えるから、安心して待ってなさい。
  • ジョイ うん。早くハンマーに会いたいな。
  • ソフィア ……
  • ヘナ ふううう~…
  • ソフィア ヘナ? どうかしましたか? こんなところで、一人でため息なんかついて…
  • ヘナ あっ、ソフィアさん。それが… イーデンさんとスマートさんを見送ったものですから…
  • ソフィア 心配ですか?
  • ヘナ だって… ハンマーさんは今、ニュープロテクター基地の近くにいるそうなんです。
  • ソフィア 心配要りませんよ。あのスマートがイーデンを危険な場所へ連れ出すはずないでしょ?
  • ヘナ …えっ?
  • ソフィア ヘナさん、どうしましたか?
  • ヘナ あっ、いいえ。スマートさんのことをそんなふうに思ってたなんて… ソフィアさんじゃないみたいで…
  • ソフィア もうこの話はよしましょう。… トム!トムはどこですか? ジョイを診てほしいのですが…
  • ヘナ さっき寝床に行くのを見たような… ソフィアさん、一緒に行きましょう。トム! ちょうど寝床から出てきましたね。
  • ソフィア ジョイを診てあげてください。もうよくなったようですけど、万が一ということもありますから…
  • トム 悪い。ジョイは後で診るから、手を貸してもらえないか?
  • ヘナ はい?
  • トム 奥で横になってるミゲルを車椅子に座らせたいんだが、オレー人じゃどうにもならないんだ。頼む。
  • ヘナ な、何ですか? トム、ミ、ミゲルが… どうかしたんですか?
  • トム 頼むよ。
  • ソフィア ……
  • ヘナ ソフィア、ど、どういうことなんでしょう?トムのあんな顔は… 初めて見ました。
  • ミゲル ゴホッ! ゴホッ!ケホケホ!
  • ヘナ トム!お、教えられたとおりに処方しましたけど… こ、この処方は…!
  • トム ……どうだい?爺さん。
  • ミゲル ふう~。だいぶ… 楽になった。礼を言うぞ、トム。
  • ヘナ この処方は何なのかって聞いてるんです。答えてください! トム!
  • ソフィア ?
  • トム ……
  • ソフィア ミゲルさんの具合が… そんなに悪いんですか?
  • トム 少しでも苦しかったら我慢せず言ってくれ、爺さん。鎮痛剤はまだまだあるんだから。
  • ヘナ トム!
  • ミゲル さて… ヘナ、トム、ソフィア。それに、ジョイもいたか。
  • シード ワン!
  • ミゲル そうじゃったな。シード、君のことも忘れてはおらんよ。ハッハッハッ。みんな… メリークリスマス!
  • ソフィア はい? クリスマス… ですか?
  • ミゲル ハッハッハッ。
  • ヘナ ク、クリスマスだなんて、ずいぶん急ですね …?まだずっと先なのに…
  • ミゲル みんなで楽しく笑える… ゴホッ! そんな日はいつだろうかと考えて… 思い浮かんだんじゃ。ハッハッハッ。トム。おかげで咳がだいぶ治まったぞ。君は本当に名医じゃな。
  • トム …爺さん。
  • ミゲル 幼かった頃… わしが住んでおった農場には、大きな木が一本あったんじゃ。このキャンプの木ほど美しくはなかったが…実に大きな木じゃった。
  • ヘナ そ、それで?
  • ミゲル クリスマスを数日後に控えた幼かったわし は、その木をクリスマスツリーにしたいと思ったんじゃ。じゃが、電球を抱えて木に登っていたとき、母に見つかってな。父に引きずり降ろされてしまったのじゃ。えらく叱られたぞ。今でも覚えておる。ハッ ハッハッ。罰として三日も部屋から出られなくなったしな。
  • ソフィア それは…木から落ちてケガをしないか、心配だったからですよ。
  • ミゲル ああ。きっとそうじゃったろうな…….じゃが、クリスマスはもう二日後じゃった。記念すべき日を部屋で過ごすしかないことが、悲しくてな。そして当日、どうなったと思うかね?
  • ヘナ さあ… わかりませんけど… もしかして、部屋をこっそり抜け出したんですか?
  • ミゲル クリスマスになると、ドアを開けてもらえたんじゃ。外には、わしがそれまで見た中で一番大きなツリーがあった。父は、わしの望みを代わりに叶えてくれたんじゃ。わしは厨房の窓越しにキラキラ光るツリーを見ながら、母の手料理を食べた。あの日以来、クリスマスは、わしにとって他 のどの日よりも幸せな日になったんじゃ。
  • ヘナ ミゲルおじいちゃん…
  • ミゲル ゴホッ! ゴホッ!
  • トム 爺さん、もうしゃべるなって。無理をすると体に毒だぞ。
  • ミゲル そうはいかん。ゴホッ! どうしても伝えたかったことを… これから話すからな。ヘナ… トム…
  • ヘナ は、はい! ミゲルおじいちゃん!
  • トム ああ、爺さん。聞いてるぜ
  • ミゲル これまで… 世話をかけたのう… 感謝するぞ。君たちはわしの家族じゃ。いや、それ以上に大事な存在じゃ。
  • ヘナ おじいちゃん…
  • ミゲル それから… ソフィア?
  • ソフィア はい、ミゲルさん。
  • ミゲル 君の料理は、わしを天にも昇るような気分にさせてくれた。もう思い残すことはない。本当に幸せな料理じゃった。まさにあれは… クリスマスの聖餐とでも言うべきじゃろう…
  • ソフィア ミゲルさん…
  • ミゲル 最後に、皆に頼みたいことがある。挨拶の言葉を言ってくれんかね? 今日を、この世でもっとも幸せな日、クリスマスだと思って…
  • ソフィア メリー… クリスマス、ミゲルさん。
  • トム メリークリスマス。
  • ヘナ メ、メ… メリー… クリスマス。うううっ!
  • ミゲル メリークリスマス。ハッハッハッ。ゴホッ! ゴホッ!
  • ヘナ ミゲルおじいちゃん!
  • ミゲル ふう… 本当に、君たちには申し訳ない。わしら老いぼれのせいで… 若い君たちが罰を受けてしまった。本当に… すまない…
  • ソフィア そんなこと…言わないでください、ミゲルさん。
  • ミゲル せめて… あのいたいけな…ジョイの世代に至る前に…罪を清算できることを…祈っておる…
  • ヘナ おじいちゃん?
  • ミゲル これから、ジョイが迎える… すべての日が… メリー… クリ… ス…
  • ソフィア ミゲルさん!しっかり!
  • ミゲル ……
  • ソフィア ミゲルさん!
  • ヘナ ミゲルおじいちゃん!お願い、わたしを置いていかないで…! おじいちゃああん!
  • トム ……
  • ヘナ お… おじい… ちゃん…
  • ソフィア どういうことですか、トム! ミゲルさんが、いきなりこんな… 早く説明を!
  • トム 時期が来たまでのことさ。そもそもミゲル爺さんは、今まで生き延びただけでも奇跡だったんだ。
  • ソフィア 話が違うじゃないの!この病気の専門家だと言っていたくせに!
  • トム 爺さんは手遅れだったんだ!だが、幼いジョイにはまだ時間がある。手を尽くせば、きっと治療法だって…!ううっ!
  • ソフィア あなた…治し方を知らないのね…? だからって、ジョイを… モルモット扱いしようっていうの…?
  • トム そうは言ってない!治せばいいんだろ!
  • ヘナ ふ、二人とも、うるさいですよ! 黙っててください!
  • ソフィア ヘ、へナ?
  • ヘナ そんなに… ケンカがしたいなら… よそでやってください。お願いだから…
  • トム ヘナ… だいぶショックが大きかったんだな。精神面のケアが必要なんじゃないか?
  • ソフィア トム、話をそらさないで。あなた…今後一切、ジョイに妙な治療法を試すようなマネは許しませんからね。
  • トム この病気はまだ謎が多い。ミゲル爺さんが今まで生き延びられたのは、オレが手を尽くしたからなんだぞ。
  • ソフィア そんな口車には乗りません。警告しましたからね。
  • トム なぁ、ソフィア!
  • ソフィア 私に触らないで! ついて来たりもしないで!
  • トム クソ…
  • ソフィア 私がバカだったわ。あんな男を信じるべきじゃなかったのに…どうすればいいの? もう嫌… こんなの耐えられない…!あのミゲルが… こんな呆気なく逝ってしまうなんて…でも…考えないと… これからどうするのかを…スマートとハンマー… あの二人は略奪者に捕まってから逃げ出したわ。もし無事に帰ってこられたとしても…ニュープロテクターのやつらは… 地獄の果てまで追ってくるはずよ。いずれはこのキャンプを見つけ出すはず…今はジョイを治す手立てもない…そのうえ、いつ略奪者に襲われるか分からない状況だというのに…このままジョイを… このキャンプで過ごさせてもいいの?ああぁぁ… どうすればいいの…!
  • シード クゥゥン~
  • ヘナ ……
  • ジョイ ミゲルおじいちゃん、寝ちゃったの?具合わるいの?
  • ヘナ ……
  • トム ジョイ。ミゲルおじいちゃんにバイバイしてあげよう。これから遠くへ旅立つんだから。
  • ジョイ おじいちゃん… 死んじゃったの?
  • トム うぐっ! もう理解できる歳だったか?
  • ジョイ ……バイバイ、ミゲルおじいちゃん。天国に病気はないんだよね。そこで元気に過ごしてね。
  • トム ふう…。ジョイ、このキャンプで一番立派なのは君なのかもな。ヘナ、起きろ。ジョイを見習って、君もミゲルをしっかり見送るんだ。
  • ヘナ ……はい…そうしなきゃ、いけませんよね…
  • ソフィア さようなら… ミゲルさん。これからは苦しみのない天国でゆっくり休んでください。
  • ジョイ バ~イバ~イ! ミゲルおじいちゃ〜ん!
  • シード クゥン~
  • ヘナ …ううっ! おじい…ちゃん…
  • トム ほら、ハンカチ。
  • ヘナ ありがとう、トム。ミゲルおじいちゃん… この気持ちをどうすれば抑えられるのかわかりません。
  • トム 爺さんの最期の表情を思い出しな。幸せなそうな顔で旅立っただろう?
  • ヘナ わかってます。わかってますけど… ううっ!
  • トム ソフィア?ここにいたんだな。
  • ソフィア 近づくなと言ったはずでしょ?
  • トム 約束するよ。ジョイに妙な治療を試したりはしない。オレだってジョイのことを気にかけてるんだ。
  • ソフィア ジョイの命がかかってるんですから、簡単には信用できません。ずっと見張ってますからね。
  • トム ああ。好きにしてくれよ。ふう…
  • ソフィア 私たちのことより、ヘナの傍にいてあげてください。
  • トム そのことで相談に来たんだよ。オレには無理だ。ここはアンタの力を借りたい。
  • ソフィア 私にどうしろと?
  • トム 何だってしてほしいさ。あのままにしておいて、鬱にでもなったら大変だろ!
  • ソフィア ふう… 分かりました。とりあえず、話はしてみます。ヘナ。
  • ヘナ ミゲルおじいちゃん…
  • ソフィア ヘナ?
  • ヘナ は、はい!?あっ… ソフィア!
  • ソフィア もうミゲルにお別れを言ってあげましょう。ずっと悲しんでいたら、あなたの身が持ちませんよ。
  • ヘナ そうすべきだってことは、わかってますけど…胸の中が空っぽなんです。おじいちゃんが、わたしの心臓か何かだったような気がするほどに…考えてみると、わたしはおじいちゃんの世話をしていたんじゃなかったんです。むしろ…ミゲルおじいちゃんのおかげで、わたしに生きる目的ができたんですから、助けてもらっ たのはわたしの方なんです。
  • ソフィア …
  • ヘナ これからどうしたらいいんでしょう? わたし、何のために生きればいいんでしょう?
  • ソフィア (どうしたらいいの? 一旦悪いほうに考え出すと、暗い感情はどこまでも根を伸ばしていくはず…!こんなときにイーデンがいないなんて…イー デンなら、どんなふうに慰めたのかしら?)あっ…!
  • ヘナ ?
  • ソフィア ヘナ、外に出て! イーデンが戻ってくるまで、花壇を作っておく約束をしていたのを思い出したんです。
  • ヘナ か、花壇ですか?
  • ソフィア はい!花壇です! 私一人じゃ大変そうだから、ヘナにも手伝ってほしいんです。助けてもらえますか?
  • ヘナ あっ…は… はい! お、お手伝いします!
  • ソフィア 花壇の周りの掃除はこれくらいでいいですね。さてと、本格的に仕上げてみましょうか?
  • ヘナ はい…
  • ソフィア (イーデンは言ってたわ。体が忙しければ、思い悩む暇もなくなると…。今は、とにかく体を動かしてもらおう)あと少しだけ頑張りましょう。イーデンが驚くくらい素敵な花壇を作っておくんです。
  • ヘナ は、はい!
  • トム オ、オレも手を貸すぜ!
  • シード ワン!ワン!
  • ヘナ ま、待って!シードは入らないで! せっかく作った花壇がダメになっちゃうでしょ?
  • シード ワン?
  • ジョイ うわぁ! きれい!
  • ヘナ ジョ、ジョイもダメだってば! 完成したらもっと素敵な花壇になるから、今は我慢しようね。
  • ソフィア (よかった… ヘナの表情に明るさが戻ってきているみたい)ジョイはあっちに行ってトムと休んでなさい。ここはホコリが舞ってるから、体によくないわ。
  • ジョイ うう〜ん… わかった。でも、できたら教えてよね。
  • ソフィア もちろんよ。花壇が完成したら、真っ先に見せてあげるわ。ジョイ。
  • ヘナ …あの… ソフィアさん…?
  • ソフィア はい、ヘナ。どうかしましたか?
  • ヘナ その… 花壇を作っていて、おじいちゃんの最期の姿を何度も思い出したんです。
  • ソフィア 気持ちは分かります。でも、あまり思い詰めるのは…
  • ヘナ 本当に嬉しそうに笑ってました。おじいちゃんがあんなに笑ったのは、ソフィアの料理を食べたときくらいです。
  • ソフィア …
  • ヘナ 今まで生きてきて、こんなに悲しいことはなかったのに… 思い出すのは、ミゲルおじいちゃんの笑顔なんです。
  • ソフィア それはそうでしょうね。あの時のミゲルさんは、本当に、幸せそうに笑ってましたもの。
  • ヘナ はい、そうでした…花壇作りは… わたしのために言ってくれたんですよね?
  • ソフィア そういうわけじゃ…
  • ヘナ やっと少し気持ちが落ち着きました。ごめんなさい、ソフィアさん。心配をかけてしまって…
  • ソフィア 帰って少しでも休んでいてください。食事時になったら呼びますから。
  • ヘナ そうしますね。少し…疲れました。ありがとう、ソフィアさん。
  • ソフィア …
  • ジョイ ママ、花壇作り、もうおわった?
  • ソフィア えっ?え、ええ。そうよ、ジョイ。花壇、作り終わったわ。きれいでしょ?
  • ジョイ うん! きれい!
  • シード ワン!ワン!
  • ジョイ ママ! シードが、花壇にイタズラしようとしてる!
  • シード ワン?
  • ソフィア …(ジョイ… ああしてはしゃいでいるときは、普 通の子供みたいに元気そうなのに…)夕ご飯を食べたばかりなのに、もうみんな寝 床に入ってしまったわ。それもそのはずよね。あのミゲルさんに… もう二度と会えなくなってしまったんだから。ふう~…ニュープロテクター… あのおぞましい連中… 結局ここを見つけ出すはずよ。スマートとハンマーが戻ってくるなら、きっとそうなるわ…このキャンプの素晴らしい自然も、一日も経たずに無茶苦茶になってしまうでしょうね。ジョイを連れて何度も住み処を移していたのも、略奪者から逃れるためだったのに…私… どうしてこのキャンプに留まってたのかしら?自然…そうだわ。このキャンプには自然がある。ここでなら、ジョイの病気を治せると期待していたから。トムは信用できない。そのうえ、いつ略奪者に襲われて破壊されてもおかしくないなら…そうよ。もう迷う理由はないわ!イーデンには申し訳ないけれど… キャンプを離れるべきよ。今すぐに。略奪者たちに見つからない辺鄙なところに定 着して、新しい生活を始めるの。アダムプロジェクトを手がけていたときに得たノウハウと、ここの資源を用いて、新しい自然を作る。それが、皆を生き延びさせる…唯一の方法と なるはずよ。…となると、資源を手に入れないと… そうだわ! サイモンとかいう人が置いていった車があったわね?みんなが疲れて寝ている今がチャンスよ。ごめんなさい、みんな… ここの外で生き延びるために、生活必需品は欠かせないんです。
  • シード クゥン~
  • ソフィア シードも… ごめんなさい。他の人が目を覚ますと困るから、そのまま静かにしていてちょうだい。
  • シード クゥーン~
  • ソフィア 急いで運ばないと。時間がないわ。これで物資は十分積んだわ。持ち主には悪いけど…苗… ハチの巣。よし、こんなところよね。
  • シード クゥン…?
  • ソフィア 寂しがらないで、シード。他の安全な場所で、ここと同じ環境をきっと作ってみせるから。そのとき、みんなを招待するわ。私が自然を修復するまで、みんなが無事でいてくれるなら…
  • シード クゥゥン~
  • ジョイ あうう… ママ、どこ行くの?
  • ソフィア しーっ! ジョイ、ママと一緒に行きましょう。もうここを出るのよ。
  • ジョイ ええ!?…イヤ! なんで?ここにはブランコもあるのに! イーデンとハンマーも、もうすぐ帰ってくるって言ってたのに!
  • ソフィア 大声出さないの。ここにずっといると… いずれ略奪者に捕まってしまうわ。
  • ジョイ 略奪者、ここに来るの?
  • ソフィア そうよ。また捕まるのは嫌でしょ?
  • ジョイ うん。でも… ここを出るのもヤダよ…
  • ソフィア もっと良いところへ行くと約束するわ。イーデンも呼び寄せて、ブランコもまた作ってあげる。
  • ジョイ うううぅ…
  • ソフィア 早く車に乗りなさい。すぐに出発するわ。
  • ジョイ わかった…
  • シード クゥゥン~
  • ソフィア シード。あなたは連れていけないわ。本当にごめんなさい、シード。今夜はイーデンも… 私とジョイもいなくなるのよね。私たちが一緒に過ごせるのは今が最後よ。
  • ソフィア みんな… ごめんなさい。本当に…ごめんなさい。
  • イーデン スマートさん、本当にここで合ってるんですか!?
  • スマート 間違いないわ。私が直接連れてきたんだから。ハンマーのやつ、いったいどこへ行ったの?
  • イーデン 場所をもう一度確認してみます。さっきからずっとズレてたでしょ。信号も途切れ途切れで…まさか… 略奪者たちに捕まったんじゃないですよね?
  • スマート 分からないわ。でも、何かあったのは確かよ。ここに連れてきたときは、ここまでめちゃくちゃな状態じゃなかったから。
  • イーデン あっ! 信号を捉えました! スマートさん、急ぎましょう!

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